アルティメットニッパー レビュー ゴッドハンド


最強のツール、アルティメットニッパーのレビュー。

ただし私ホビーショップくらくら店長は、このアルティメットニッパーにベタ惚れなので、のろけ仕様になっております。

 

ニパ子かわいいよニパ子。

 

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以前からこのブログで何度も取り上げているアルティメットニッパー。

たとえではなく一度使うと手放せなくなる切れ味と使い心地を誇っています。

敢えて誤解を恐れずに言えば、このニッパーはプラモに対する取り組み方と認識が激しく変わります。

 

このブログの完成品キットはそのほとんどが今年に入ってから作成したものですが、アルティメットニッパーがなければあの半分も作れていないと思っています。

 

ベッタベタのベタ褒めで大変恐縮ですが、自分の気持ちに嘘はつけません。

 

アルティメットニッパーが、大好きなんだー!

 

・・・とはいえ、このまま私の熱い気持ちだけを記事にしたためても性質の悪いラブレターになってしまうので、どうすごいのかについてお話しますね。

 

 

アルティメットニッパーのすごいところその1:切れ味

究極の特徴ですね。

こればっかりは感触を味わってもらわないと実感してもらえないと思いますが、本当に切れ味が通常のニッパーと違います。

 

いわゆる普通のニッパーでランナーをカットした場合、『パチンッ!』という小気味の良い音がして、それなりの手応えが残ります。

 

ですがアルティメットニッパーには音も手応えも殆どありません。

細いパーツなら力すらいりません。

軽く握れば両断します。

太いパーツ(ランナーの枠でも)だとしても、切り始めに少し力を込めて切り目が付けば、あとは惰性で両断されます。

手応えがないという事はカットの際の衝撃が殆ど生まれないわけで、小さいパーツを切った時、あらぬ方向に飛ぶと言ったような事故が発生しにくいです。

またカットの際にストレスなくスムーズに作業できるので、長期間の作業、大量の作業もしやすくなります。

正直初めて使ったとき、『あれ、切れてる?』と疑ったほどです。

 

 

アルティメットニッパーのすごいところその2:パーツが変形しない

その1の流れなんですが、カットの際、カットしたパーツが殆ど変形しません。

切れ味鮮やか!

 

論より証拠、比較画像を用意しました。

 

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いわゆる普通のニッパーの切り口。

切断面の上側が切断の際の負荷で凹んだ様な歪みができています。

 

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アルティメットニッパーの切り口。

切り口が鋭利なのがおわかりいただけるでしょうか?

切れ味が鋭利すぎて、切ったパーツの隙間にアルティメットニッパーの刃が挟まってしまうほどです。

 

切り口が変形しないのでランナーパーツからのカットだけではなく、刃が入ればパーツの加工、カットによるパーツの形成が可能になります。

本来ならスジ彫りからカッター、もしく超音波カッターなどを用いなければパーツの切断加工は難しいですが、アルティメットニッパーでカット加工できる場所ならあっさりです。

切って、やする。

このステップだけで行けます。

 

アルティメットニッパーのすごいところその3:切り口が白化しにくい

 

これもまず画像からお見せします。

 

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左上のダボピン:普通のニッパー。

切り口の変形に加え、負荷をかけたことによりプラが変色して白化しています。

 

 

右上のダボピン:アルティメットニッパー。

完全に・・・とは言いませんが、殆ど変色していません。

 

このおかげでパーツの切り離した後の処理を行う時かなりギリギリでカットできるので、ヤスリがけの手間が軽減されます。

あまりにもギリギリを攻めすぎるとパーツをえぐってしまいかねませんが、その危険性も普通のニッパーに比べて格段に低いです。

精密作業をする際、効果予測がしやすいのでリスクもストレスも段違いに低くなり、作業の正確性があがります。

 

アルティメットニッパーの弱点:脆い

どんな名品でも、否、名品だからこその弱点が存在します。

アルティメットニッパーはその切れ味を最大限にするが故に、刃の強度が非常に低いです。

 

1mの高さから落とせば刃欠けの可能性が跳ね上がります。

私はそれで刃を折りました・・・(涙

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こんな風にパッキリ折れます。

これはアルティメットニッパーに限った話ではありませんが、切れ味鋭い刃物は衝撃に弱いです。

刺身包丁なんて作業中に手が滑ってまな板に落とした程度であっさりかけます。

本来刃物にとって衝撃はご法度なものなのです。

 

なので作業中はもちろん保管場所にも気をつける必要があります。

アルティメットニッパーがもし欠けてしまった場合には、メーカーさんの刃研ぎサービスに出して直してもらいましょう。

 

ニッパーも使い込む事で手に馴染むもの。

できる限り同じニッパーを使った方がいいですから、このサービスはありがたいですね。
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価格:864円(税込、送料別)

 

ただ、依頼数がハンパじゃないらしく、常時募集はされてません・・・。

このブログでも依頼が再開されたら告知しますが、機会を逃さないようにしておきましょう。

 

 

 

色々書き始めれば熱い思いはまだまだ語れますが、記事の趣旨から大きく逸脱してしまう(最終的にはメーカーさんへの感謝状になる)ので割愛しますが、アルティメットニッパーを使ったことのない人は是非一度使ってみてもらいたい逸品。

 

当店では試し切りサービスもやっておりますので、興味のある方は是非お気軽にお声掛けください。

 

ただ、この逸品を作るにはものすごい労力が必要で、ちょくちょく品切れを起こします。

当店もなかなか入荷しません(涙

欲しいと思ったときに在庫があったらどのお店でもレジに持って行った方がいいです。

 

 

そんな最強のツール、アルティメットニッパーのレビューでした。

 

最後に一言。

アルティメットニッパーが、大好きなんだー!

 

 

 

 

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