前回の記事の続きです。
今回は接着剤が乾燥した後の話。
個人的にはこのヤスリ作業をしてる時が一番無心になっている気がします。
無心というか、放心?
前回接着したパーツが乾いたのを確認し、ヤスリがけの作業に入ります。
私はまず180番で粗目に接着剤のはみ出しを削り切ります。
ヤスリがけの時に気を付けていることは
・ヤスリをかけた面全体を均等に処理する。
合せ目消しでは特にそうですが、ヤスリがけをしたい部分だけに集中してしまうと、ヤスリのかかる部分がゆがんでしまいます。
今回で言えば接着剤が出ている部分だけに力を集中してしまうと、下手をするとへこんだような状態になってしまいます。
やすりをかけたい部分があれば、その面全体を削る事を意識しましょう。
紙ヤスリなどはそのまま手にもって作業すれば力の入れ具合が難しく、均一にはなりません。
なのでプラ板などに紙ヤスリを貼り付け、ヤスリ面が均一になるようにすると便利です。
私は画像の様に消しゴムにはさんで使っています。
すごく粗末な道具ですが、割と便利です(笑)
・・・今度スティックやすりを試してみよう。
180番から320→400→600→1000くらいの感じでヤスリをかけて、綺麗にしていきます。
・・・私は400番くらいでキサゲで削って1000番までワープしています。
小さい面のヤスリがけであればキサゲやナイフで処理してしまうのも手ですが、その際はみ出している接着剤だけは紙ヤスリでならしておいた方がいいです。
はみ出しをそのままナイフなどで処理しようとすると、そこにナイフが引っかかってはねてしまい、余計な傷をパーツにつけかねません。
画像のようなゆるやかなカーブをかいている面の場合は手に紙ヤスリをもって、カーブに沿ってヤスリがけをします。
ここでもできるだけ力が面に対して均一になるように意識します。
奥まった面、小さい面などそのままヤスリがけするには困難だが面全体を研磨したい場合は
そんな時は画像の様に紙ヤスリを小さくたたんで平面を作り、クリップなどで挟んで使用します。
・・・なんかマツイ棒みたいですね。
これは前回の記事で説明しておくべきことだったのですが・・・(汗
合わせた時に筋目などがあって合せ目を消す必要がない場合、接着剤を塗らないように気を付けましょう。
乾いた接着剤を処理する手間が増えますし、削ることでモールドなどがなくなってしまい、復帰の手間も増えるからです。
仮合わせをして、必要な部分、不必要な部分をよく確認しておきましょう。
以上の様な処理をして、合せ目を消したものが上記になります。
合わせ目がなくなるとより一層リアルな感じがましますので、もしよかったらやってみてくださいね。
冒頭にも書きましたが、ヤスリがけをしているとずっと没頭してしまいます。
精神統一をしたいときにもオススメかも(笑)
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