関節の破損はプラモと関わる上で避けては通れない。
誰もが必ず一度は通る道だろう。
接着剤でつけても元通りの強さにはならない関節の破損。
今回はそのリカバリーの方法についてお話しします。
こんにちわ、くらくら店長です。
・・・偉そうに書いてますが、つい自分がやらかしたミスですorz
せっかくなんで、画像の様な状態になった際のリカバリー方法について記事にしてみようと思います。
今回壊れたキットは1/144ゴッグ。
久々にバキッと折っちゃいました・・・。
こういった場合、折れた部分にただ接着剤を塗って貼り付けても、パーツを組み立てる時の圧力に大体の場合勝てずに再度折れてしまいます。
仮に組み立てられたとしても、ポージングを取らせる事が不安な強度となります。
まずは前準備として
・真鍮線
・ピンバイス(1mm穴を開けられるもの)
を用意します。(画像はアマゾンリンクですが、ものによってはホームセンターで購入できるでしょう)
ニッパーについてですが、絶対にプラモ用のニッパーで真鍮線を切らないでください。
刃があっという間にダメになります。
オススメは上記のゴッドハンドさんのメタル用ニッパーですが、ラジオペンチなどでも切断は可能です。
まず折れたパーツに1mmピンバイスで穴を開けます。
できるだけ中心をえぐるようにし、貫通しないように注意します。
長さは特に決まりありませんが、今回の場合でいえばパーツの大体真ん中になるくらいに意識しましょう。
穴を開けたら真鍮線を刺し、その隙間に瞬間接着剤を流し込みます。
この時、真鍮線は切らずにそのまま接着まで作業したほうがやりやすいと思います。
接着したまま1~2時間くらい放置して固まるのを待ちます。
横にしたりすると真鍮線の向きが変わってしまうかもしれないので立てて固定するとベター。
その間に本体の方も折れたパーツ部分に同じく1mmピンバイスで穴を開けておきます。
これもできるだけ中心を射抜くように。
折れる前と全く同じ位置に接着するのは非常に難しいですが、極端に位置がずれ、組み立てた時にパーツが干渉するようなことがないように気を付けます。
固まったら真鍮線をおおまかにカットします。
折れた部分と見比べて、少し長めにカット。
本体にジョイントさせ、真鍮線が余っている部分の長さを測ってカットしましょう。
ピッタリ同じになる必要はありません。
グラグラするくらい短くなければOKです。
本体側にあけた穴に接着剤を流し込み、パーツ同士の接地面にも接着剤を塗り固定させましょう。
そしてこのまま1~2時間くらい放置すれば、作業終了です。
かなりの強度を持った状態になるので、組み立ての際の圧力にも十分耐えられます。
もし同じような状況になったら、試してみてくださいね。
ではでは!