ガンプラTOKYOとくらくら店長の思い出話と。


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ガンダムフロント東京の紹介もいよいよ大詰め。

ある意味私の中ではここがメインイベント。

今日はガンプラの画像とともに、私ホビーショップくらくら店長のプラモ思い出話を(割と勝手に)お話します。

 

 

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ガンダムフロント東京の無料コーナーにはガンプラTOKYOというゾーンが存在し、そこには新旧のプラモが一同に展示されています。

当時の300円ガンダムから最新のMG3.0ガンダムまで一気に見れる、また『こんなの出てたんだ・・・』と言ってしまいたくなるようなマニアックなプラモが展示されています。

 

全てをレビューするとなると別サイトを立ち上げる勢いになるので、今回は私くらくら店長の思い出とともに独断で記事にしていきます。

 

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まずはここから。

私が初めて作ったガンプラ300円、ガンダム。

当時4才くらいでしたが、兄が生粋のガンプラモデラーだった為その影響で私も買ってもらいました。

もちろん当時は色塗りはおろかまともな接着すらできていない状態でしたが、それよりもガンダムが手元にあるというのが嬉しい状態。

毎日どこに行くのにも持ち歩いていました。

最終的に近所の川でシールドを流すという悲しい出来事を経て、そのプラモから興味が離れていきました。

 

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それから少しだけ時間を経て、今度は1/100へ。

当時の1/100は股関節が開かない、コアファイターむき出しと色々とアニメとは違う仕様になっていましたが、そんなことは関係なく私は素直に喜びました。

しかし当時は『アニメのガンダムとプラモのガンダムは大きさ以外はみんな一緒だ!』という訳の分からない思考に陥ってました。

アニメのシーンを再現しようと、ありもしない股関節を強引に開きガンダムを破砕させては小首を傾げ、次々と無茶可動を試してはMSを撃沈していきました。

もちろん当時小学1年生にも満たない子どもですから所有のプラモが大量にある訳もなく、そのターゲットは大量のプラモ・・・しかも一個一個丁寧に工作、塗装されている兄のキットに移っていきます。

今思い出しても土下座する勢いですが、アムロなんて比較にならないくらい兄のプラモを破壊しました。

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長くゲルググキットの最高峰と呼ばれたリゲルグや・・・

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入手も作成も困難と呼ばれたSガンダムも・・・

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ポケ戦ファンならだれもが愛したハイゴックも・・・!

『僕が作って!』『俺が壊す!』みたいな、笑えないビルドファイターズ状態でした。

今同じことを自分がされたら確実にソイツをキン肉バスターで仕留めに行く自信がありますが、兄は当時の事を振り返り

『途中でそういうものだとあきらめてたから、そんなに怒ってなかったんだ』

と、ありがたい言葉をくれました、兄の鑑です。

当時中学生にしてなんと達観したやさしさでしょう、もしかしたら兄を子どもから大人に成長させたのは私の凶行だったのかも知れません。(酷い話です)

ですが、一つだけ・・・一つだけ兄を心から怒り悲しませ、失望させた撃破があったそうです。

そのキットとは・・・

コレ。

(画像はアマゾンリンク、写真を何故か撮ってなかった…orz)

 

パーフェクトガンダムを破壊された時だけは、真剣に怒ったそうです。

当時パーフェクトガンダムは人気最高潮、田舎だった我が町には入荷の絶対数も極端に少なく・・・兄は町中を駈けずり回って手に入れたのでしょう。

それを組み立て、やすり、成形し、塗装し、苦心し、試行し・・・やっとの思い出で完成させた名キット。

 

それを破壊。

 

友と語り、プラモを見せ合い、認め合い喜び合い、思い出の中心にあったキット。

 

それを破壊。

 

ガンダムと共に生き、ガンプラと共に過ごした青春。

当時の人生中心地で最も輝いた名キット!

 

・・・それを破壊!

 

書いてて背筋がゾクっとした。

当時よく抹殺されなかったものです。

当時を思い出すに、兄はパーフェクトガンダムを3体以上はなんらかの形で購入していた記憶があります。

 

ジオンのMSが大好きだと公言する兄が、それでも愛したガンダム。

それを破壊するなんて・・・本当に子どもというのは残酷なものです。

 

そんな凶行の果て、私はBB戦士にはまり、作っては壊し・・・作っては壊しを繰り返し、高校くらいで0083に中二病全開ではまり

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この辺を素組で作成したあたりで、熱が急激に冷め、他の事にうつつを抜かすようになりました。

 

そして今、30を半ばを迎えようかというあたりでプラモをあの時以上にはまり込んでいるというのだから人生とは不思議なものです。

 

童心に帰れるガンプラTOKYO、もしよかったら一度遊びに行ってみてくださいね。

 

 


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