三重県伊勢市のホビーカフェガイアさんにてフィギュアビギナーズクラスに参加してきました!


みんなで伊勢行こうぜ!

というわけで先日ホビーカフェガイアさんで行われましたフィギュアビギナーズクラスに参加させていただきました。

今回は備忘録も含めたイベントレポートでございます。

 

 

 

お邪魔してコーヒーをいただきつつ店内などを何枚かとらせていただきました。

(カウンターにはお客様がおられたので撮影は控えてました)

 

飲食の席と塗装ブースが同じ空間にあるのですが、塗料等の匂いはほとんど気になりません。

換気環境を整えておられてとても素敵!

 

店内も端の端まで気を使われた模型好きの秘密基地という感じ。

おいしいカレーとコーヒーがまたたまりません。

ちなみに私はカレーをテイクアウトでいただいたんですが、写真を撮らずに食べちゃいました(/ω\)

お店のサイトに詳しく掲載されていますのでリンクを貼っておきますね

 

→ ホビーカフェガイアさんのHPはコチラ

 

 

そして伊藤霊一さんが講師を務めるフィギュアビギナーズクラスが11時から開催!

 

伊藤霊一さんについてはモデグラの連載などでご存じの方も多いのではないかと思いますが、プロの造形師さんです。

→ 伊藤霊一さんのサイトはコチラ

 

 

 

まずはフィギュアの芯としてアルミホイルをコロコロと丸めます。

 

今回は頭部周りのみを造形するということでしたので、頭部の芯ですね。

 

そこに竹串をザクっと差しまして持ち手などにします。

 

 

そしてその上に石粉粘土を盛り付けています。

この盛り付けから更に盛り付けて形を作っていくんですが、この状態から顎のラインを意識しておくと、粘土を盛りつけ過ぎないこと。

 

ここから更に盛り付けて形をつくっていくので、ここの時点で大きいと更に出来上がりがおおきくなってしまうからです。

顎のラインを意識して・・・作っていたはずですが、この後右往左往することになります。

 

光の加減で形が変わって見えるので、色々な角度から確認していきます。

 

・・・確認していたはずなのに、はずなのに!(/ω\)

 

 

芯にドスドスっと無数の穴を開け

 

ドライブースにて乾燥。

細かい穴をあけるのは乾燥を促進させる為。

乾燥がすんだらキャラクターを形作っていきますが、持って行く最中も粘土は乾いていきますので、水分を適度に加えていきます。

・・・この辺から自分の立体に対する認識が適当なことと、人間の眼と脳はうそつきだなぁと実感し始めます。

まずこの顔、頬がありません。

(言われるまで意識すらしていませんでした・・・

 

アニメなどのイラストを形づける場合、省略されている線を意識することが重要になってくるそうです。

 

写真撮影を失念していましたが、この辺りはイラストを描いて教えてくださいました。

 

伊藤先生は個別に机を周り修正と始動を行われていましたが、「何か変なのはわかるんだけど何が変なのかわからない」というふわっとした疑問を的確に修正し、やり方を教えた後その作業をする余地を残してくれていました。

 

顔半分の画像

←が修正してもらったところ。

→がそれを見て直したところ。

明らかに形が違う・・・(/ω\)

 

鼻などは粘土を更に盛り付けて形を作っていきます。

その際は接着面に水分を含ませてしっかりくっつけることが重要だそうです。

ただ盛り付けただけでははがれてしまいます。

この辺も丁寧に教えてくださいました。

 

粘土はちょっとした作業で簡単に素材同士がくっつくのでなんかとても新鮮で楽しい(*’▽’)

 

 

そしてこの辺から髪を取り付けていきます。

・・・顎など気になるところはまだあるわけですが、そこにこだわりすぎても時間がもったいない。

きになるところをあとまわしにして全体を作ることで問題点が浮き彫りになる場合もありますしね。

ちなみに最後の方で気付きましたが色を塗るなら髪等のパーツは取り外しできるようにしとかないといけませんね・・・(/ω\)

 

髪は大きな塊に訳で持って行くことと、ある程度でも髪の形を作っておくこと。

そして山形にすると、より髪らしく見えるそうです。

 

・・・実際に作ってみるまで意識していませんでしたが、なるほどと納得するばかりです。

 

先生の修正と指導を受けながらここまで。

口周りもこの辺りで指導を受けます。

 

 

口元は上唇を大きめにするとかわいく見えます。

この作業で大きく雰囲気が変わったので個人的にびっくり。

 

 

・・・記事だと淡々と進んでいますが、この辺から個人的に煮詰まってきます(/ω\)

 

当たり前ですがイラストを立体化しようとしている以上、絵と立体物が全く同じになるわけがありません。

 

ですが「ここが絵と違う・・・」「なんかおかしい・・・」

と同じところをグルッグルと・・・。

 

何度か修正とアドバイスをもらううちに、イラスト通りに・・・ではなく、イラストのイメージを表現することが重要であることがなんとなーくわかってきます。

 

 

最終的にはこんな感じに。

ポニーテールは別パーツになっています。

 

襟元は別パーツを作り、それを巻き付けた後で形を整えておられました。

 

もっともっとやりたかったですが、この辺でタイムアップに。

 

うまい下手かは置いておくとして、わずか半日で

 

これが

こうなるんだから造形は面白い!

 

 

他の受講者さんの作品もご紹介。

殆どの方は今回がフィギュア作成初だそうで・・・。

 

中には学生さんの姿も。

本当・・・すごい!

 

 

受講者全員持ってきたデザインは全く違う物でしたが、伊藤先生はその個々時々に併せて的確に修正と指導を行っておられ経験と技術の引き出しがすごい・・・と勝手に感動してました。

 

最後は伊藤先生が作ってこられた作例をパシャリ。

同じアイテムで作られたとは思えないほど精密にできていました。

 

やっぱりプロはすごいなぁ。

 

 

 

 

というわけであっという間に講習会は終了。

 

伊藤先生お手製のスパチュラと作成したフィギュア用の台座までいただけるといういたせりつくせり。

 

 

講習全体の感想として、フィギュア初めての人でもわかりやすく、また気後れしない丁寧な指導で時間を忘れて作成に集中できる内容でした。

 

言葉ではなく実践がメインの指導なので、実際の手の動きなどをみることができたのもとても魅力。

 

 

お店の雰囲気が模型好きが集まっているので居心地も良く、作業にも没頭できました。

 

 

模型好きとしても、1小売店としても大変勉強になる1日でした。

 

 

近々第二回も開催されるそうなので、興味がある人は参加をお勧めしますよ!

 

 

素敵なイベント、ありがとうございました!

以上、少し駆け足でしたがイベントレポートでした!

,