ガンダムUC ep7 『虹の彼方に』 感想【ネタバレ】


 

公開からちょうど一週間になるのでそろそろいいかな・・・とネタバレ感想を書いていきます。

最後のオチまでネタバレしますので、未見の方は重々ご注意ください。

 

 

 

まず冒頭、既に公開されていた7分から後。

書き込まれたMS戦闘が盛りだくさんで展開されます。

ユニコーンとバンシィの戦闘もさることながら、量産機同士の戦闘が熱い!

出てくるわ出てくるわ、当時心を躍らせたMS達が!

(この辺は既に公開されているので書きますが)ヤクトドーガが、リゲルグが、ガゾウムが、シュツルムガルスが、スキウレが、ハイメガランチャーが、バウが、ズサが、ザクIIIが!

バウの変形合体のシーンがZZの合体シーンのオマージュっぽくて面白い!

 

特にシュツルムガルスが男前な戦いを見せてくれます。

 

個人的にはこのエピソードで一番好きな戦闘です。

これはプラモを作らざるを得ない!

この辺りの敵味方含めての戦闘がいぶし銀過ぎて感動しました。

ネェルアーガマの甲板上での戦闘の為強力なビーム兵器などが敵味方共に使用できないのか、格闘戦や実弾での戦闘がメインで行います。

シールドをグローブにして格闘を行うシュツルムガルス!

殴り飛ばすシュツルムガルス!

『マックスターだ!チボデーだ!』と友人と大はしゃぎです。

 

 

・・・まぁそんなシュツルムガルスさんも悲しい最後を迎えますが(汗

帰ってきたフルアーマーユニコーンの投げた大型ブースターに直撃して退場させられてしまいます。

そ、そんな使い方するなよバナージ・・・。

ユニコーンは本当にZZくらいのMSを活躍させてくれるのでも見ててうれしいです。

そんな中、あくまでも自分なりの戦い方をするバナージ。

 

ちょっとずつフルアーマーの兵装が取れていくので『あぁ、やめろ。それを組み立てるのにどれくらい苦労したと思ってるんだ!』と思っていたのは内緒です。

 

そしてしばらくして出てくる今回のキレキャラ枠、アンジェロさん。

なんかちょっと不思議な兵器を使います。

サイコミュを干渉する妨害電波的な武器を使ってユニコーンを強引にユニコーンモードに引き戻します。

そ、そんな武器ありか(笑)

ユニコーンはサイコミュ関係も干渉するのが未来な感じがしますね。

 

そしてシーンが変わって20分経過辺りの場面・・・

ダークサイドに落ち気味のリディさんがマリーダさんをコックピットごと蒸発させます。

うわあああああああああやりやがったああああああああああ!

見ていて叫びました(汗

ミンチよりひでぇや・・・

 

想像していなかったわけではないけど・・・ないけどさ!

最初の涙でした。

このシーンがあったので、どうしてもその後のリディが許せなくて( ゚Д゚)オルアァァァァァ!!!

この後リディさん重要な役割になるわいい人になるわ大活躍するんですが、どうにもマリーダさんをぶち抜いたリディさんに友人一同ブチ切れ金剛でした。

ストーリーの流れとしては非常に重要なシーンなので大事ではあるんですが。

天に召された後、仲間たちに危機を伝えるマリーダさん。

姿もなく、周りの反応だけでその言葉があったことを示します。

なんて・・・なんて悲しい表現なんだ。

 

・・・と思ったら割とクッキリとした姿で出てくるマリーダさん。

全裸で半透明に光り輝いています。

クリアーパーツでした。

ジンネマンやミナバ、バナージの前にちょこちょこ出てきます。

割と元気じゃねぇか(笑)

 

死んだ後に導く女性キャラってある意味ガンダムの伝統っぽいですけど、好きなキャラがそうなるとなんとも切ない気分になります。

 

さて。ここからフルコーンさん激おこです。

 

 

キットになっているので言いますが、今作最強の活躍を見せるシールドファンネルさん大暴れ!

 

お前多分その辺のモビルスーツより強いよ。

ファンネルの弱点である防御力も、そもそもがシールドなのでそうそう壊れません。

全編通して『どうするんだよアレ・・・』ってくらい暴れます。

 

ですがパイロット達にクローズアップされると、泣いたり吐いたり・・・。

何とも言えない気分になります。

 

そして場面は変わり地上、僕らのZプラスさんの戦闘開始!

戦闘開始5秒で敗退。

一機に至っては可変して逃げようとしたところをロンドベルに踏みつぶされて終了です。

足の形が往年のギャグマンガの様に滑稽でした。

 

ありがとうZプラス!君の事は忘れない!

・・・もうちょっと活躍させてやってください(涙

 

 

ここから艦長やジンネマンさんをはじめとする大人達がかっこいいです。

 

あぁ、ユニコーンが好きになったのはこういう大人をキチンと書いてくれているからなんだ・・・と再確認しました。

 

そして永井一郎さんの名演技が始まります。

ラプラスの箱の正体・・・。

それは西暦最後の年に、宇宙世紀を目前で作られた宇宙世紀憲章。

それは現在の内容とは違ったものでした。

『将来、宇宙に適応した新人類の発生が認められた場合、その者達を優先的に政府運営に参画させることとする。 』

今の憲章には刻まれていない、本来の内容が残っていたのです。

 

つまりは『ニュータイプを政治に参加させよう』というもの。

スペースノイドを排斥してきた連邦にとってはちゃぶ台返しも甚だしい条例でした。

ですがその時はニュータイプなんて定義もないし、あくまでも理想だったはずのその条文がジオンダイクンの掲げるニュータイプ思想などの流れを経て、公開すれば大規模戦争になりかねない100年の呪いになってしまったのです。

 

この辺りの会話が、物語としても現実としても胸が一杯になりました。

ミネバ様とサイアム・ビスト、バナージとの会話がすごくいいんですよ・・・。

 

ミネバ様大きくなったなぁ・・・。

そして同時期リディとネェルアーガマの会話。

リディはその話をパパンから聞いていたのです。

こんな重い話を抱えてたんだなぁ、リディさん。

とはいえ許すつもりはないけどな( ゚Д゚)キー!

 

 

 

途中もう一人のキーパーソン、フルフロンタルが会話に参加し、物語は更に佳境を迎えます。

 

そして会話は終わり、次のシーン。

 

さぁやってきましたよネオジオングの本格的な戦闘!

 

大暴れします。

本当にもう大暴れとしか言いようがありません。

敵MSに触手をさして意のままに操ったり、指先からゲロビームを大量に発射したりします。

おまけにビーム兵器なんてかけらも効きません。

 

 

なんでもありかお前!?

 

でもあくまでも有線式なのがちょっと萌えポイント。

超破壊力、超火力、超不思議パワーです。

 

そんな中、ネオジオングに対峙する

 

シルヴァ・バレト!!

 

 

登場することを全く知らなかったので興奮しました。

有線対決だ!いけー!

・・・まぁ舌の根も乾かないうちに破壊されちゃうんですけどね。

 

それでもバナージを行かせるために必死に戦います。

そしてまさにとどめをさされそうな瞬間!

 

バナージがユニコーンを呼びつけます。

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本当にこんな感じでした。

ガンダムを呼びつけることができる貴重なパイロット枠です。

真面目な話、呼べば機体が答えるほどにバナージ君のニュータイプの力が強くなっていたってことなんですけどね。

 

 

そして時間は進み、ネオジオングとガンダムの対決。

 

なんかもー両方とも無敵コマンド状態です。

 

更にネオジオングがプロペラントタンクを外してから更に戦闘が激化。

サイコシェードでサイコフィールドを発生させ、火器を無力化!

そうかと思ったらユニコーンが素手でネオジオングと互角以上に渡り合う!

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光り輝いてるのもあって、割と本当にこんな感じでした。

チョップで機体破壊とかどんだけ鋭いんだユニコーン・・・。

という怒涛の戦闘が展開されます。

 

 

その戦闘は流れ、物語の重要シーン。

 

フロンタルの元にララァとシャアが訪れ、フロンタルはバナージに全てを託しその機体を瓦解させていきます。

『君に、託す・・・なすべきと思ったことを・・・』と言い残し、残骸と化します。

そしてその場を離脱するユニコーンの航跡をバックに、コクピットの残骸にアムロが一言いい、三人が光になって消えていきます。

 

あぁ、この三人はやっと一緒になれたんだね。

よかったなぁ・・・本当によかったなぁ・・・。

 

ネオジオングが謎の瓦解をしたことについては疑問ですが、いいシーンなので気にしないことにしておきます。

(他にも色々思うところはありますけど)

 

 

 

そして物語のラストシーン。

 

ラプラスの箱をめぐる最後の決着がつきます。

 

このシーンはユニコーン最大のファンタジーだと個人的には思います。

それは絶対に必要なシーンだったし、ここまでの流れなら不可能じゃない!とは思えるのですが、そうだとしてもこれはものすごい展開・・・。

ユニコーン、バンシィ、まさかのコロニーレーザー真っ向防御!

サイコフィールドが万能すぎる!

本日2度目の『うわあああああやりやがったー!』です。

ガンダム2大『防いではいけないもの』のうち、最後の砦であったコロニーレーザーすらも完全に防御してしまいました。

 

でも、それがあったからこそ物語は終わっていきます。

 

ミネバ様の演説をバックに、いいエンディングを迎えます。

見てよかった・・・と満ち足りた気分で終わることができました。

 

最後の最後、ニュータイプ能力を全開にしすぎて自我を保てなくなり飛び去るバナージの乗るユニコーンを見て

『誰もそんな結果は求めちゃいない・・・(中略)必ず連れ戻してやる!バンシィ!』と叫びながら追いかけるリディさんがかっこいい。

 

リディの言葉、ミネバの意志、父の意志で意識を取り戻し、ユニコーンモードに戻ってバンシィとともに帰っていくバナージ。

ちゃんと帰ってこれた・・・それだけで満足です。

 

 

途中途中『おいおい・・・』という展開もあったんですが、それはストーリーの大筋に絡む部分ではないので問題なく、話自体は実にガンダム冥利に尽きる名作でした。

 

こんないい話を長年に渡って作ってくださったスタッフの皆さんにお礼を言いたいです。

 

 

まだ見てない人は是非見てほしい、そんな話です。

以上、ユニコーンep7『虹の彼方に』の感想でした!

 

 

しかしまぁこれだけの事があっても連邦の体制が変わらないんだから、そりゃハサウェイもキレるわなぁ。

 

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