いきなりの地面。
店舗の開店から5日、なんとか生活はできていますがまだまだ課題が一杯です。
なんか気が付けば水回りばっかりやっていますが、それだけ大事ということで・・・。
五右衛門風呂を使い始めて2週間、なんとか日常のリズムとして運用できるくらいにはなってきました。
ですが風呂に入るという事は同時に多量の排水が発生するということで、ここの循環がうまくいかないと家の湿度上昇、土壌へのダメージなどにつながってしまいます。
話を聞いてみると一旦ここに溜められた水は掘り出された溝に流れ、道路際の水路に排水されていたとのこと。
み・・・ぞ・・・?
周りを確認しましたが溝なんてものは存在しません。
恐らく長年の放置で溝が埋まってしまったのでしょう。
何度か風呂に入った時の排水は、かつて溝があったところ泥部分にしみこみ無くなっていただけ・・・。
これは一大事!ということで掘り進めていきます。
水が溜まる場所の排水箇所を確認しながら溝を作っていきます。
これがまた結構な距離・・・。
途中手伝いに来てくれたウチのブラザーにバトンタッチし、兄弟パワーで一気に目的地まで一気完了!
これで風呂の排水問題は概ね完了! あとは水の流れで整った溝に塩ビパイプでもはめこめば大丈夫でしょう。
~それから数日後~
・・・。
おかしい。
水が流れている形跡がない。
掘ってから数日、最初のテストの時は多少流れていたはずの水が一切流れた形跡がありません。
試しに排水直後に観察してみても溝に流れ出る様子もなし。
これはもしかして水が溜まるところになにか重要な欠陥があるのでは!?
だとすれば溝ではなく溜口自体を回収する必要が出てきます。
下手をすれば風呂場からそこに至る配管が壊れている可能性も・・・。
考えうる最悪の自体が思い浮かびます。
何はともあれ状況を確認しなければ話になりません!
意を決してその溜口のセメント蓋を上げて恐る恐る手を突っ込んでみると・・・
穴が2つある。
水を流してみると
一つの穴から猛烈に流れ出ていってる。
その穴は位置的に地面の下。
・・・
・・・・・・
!?
!!?
出てる!風呂の排水めっちゃ出てる!
何の事はない、すでに地下に排水管が設置されていました・・・。
もう一つの穴はオーバーフロー用の予備排水溝、若しくは屋根から流れ落ちた雨水を逃がす為の穴だったようです。
気づいた時は笑いながら耳の奥で『悲しみの向こうへ』が延々とリピートされました。
確認したら『あ、もう排水管通ってたの!? そんなに住んだことがある訳じゃないから知らんかったわー』ってペロッと言われました。
お兄ちゃん・・・お兄ちゃんの仕事・・・すごかったよ・・・。
俺たち・・・できるだけやったよね・・・。
撤収!
という訳で哀しみの側溝作業でしたと・・・さ・・・。
,
…実は先日、もっと過酷なリフォーム屋さんと会話する機会がありまして…(事故物件DEATH)
なにはなくともまずバルサンで虫出し、次にエタノール噴霧で菌出しだそうです(当然作業中は完全装備…熟成された遺体からは、ご本尊こそ警察がなんとかしてくれますが、虫はいわずもがなヤバイ細菌やらが家中にあるそうで)。
古民家でも応用が利くかどうかは不明ですが一応参考までに。
昨今・・・記録的な猛暑や、台風、大雨 など 異常気象による被害も多い。
店長・・・・今回の『筋彫り』は きっといつか報われますよ。
ホワイトベースの弾幕の薄い左舷に テコ入れしたと思えば良いんですよ!(?)
これでブライトさんに
『なにやってんの!』って言われない!(??)
大雨 怖くない! もう安心!ヽ( ̄▽ ̄)ノ
本文の 「おかしい。」 辺りから 爆笑しながら読んでたのは内緒な。(°▽°)
コメントありがとうございます。
困難な仕事であり、完遂される方には深く尊敬しております。
そういう現場にはまだ出くわしたことはありませんが、冷静な対応が取れる様にしたいものです。
ご教授ありがとうございます、今のところそういう状況になる可能性は非常に低いですが参考にさせていただきます。
コメントありがとうございます!
スジ彫りと言われて腑に落ちました(笑)
こりゃあスミ入れまで頑張らないといけませんね・・・。
大雨の時も大丈夫!って思ったんですが、考えてみたらこれまでの大雨で溝ができてないってことはここはあんまり水が落ちないんじゃあ・・・。
・・・考えるのやめときます(‘Д’)
お楽しみいただき大変光栄です!
虫出し、菌出しの話をしたのは、都会ではめったに無いのですが、自然が多い場所の建物の場合、獣が床下や天井で死んで病害菌が発生したり、マダニ等保菌生物に侵されている場合がある為です。
特にマダニは目に見えにくい(3mm程度)上新種のウィルスで死亡例もある為、建物内外の作業には十分注意しましょう。
貴重なご意見ありがとうございます。
確かにそれは危険ですね・・・。
勉強になります、気を付けて点検作業いたします。
良くあるパターンに、はまりましたね。
とりあえずお茶でも飲んで一息つきましょう。戦闘した相手とは一緒に飲めないでしょうが銭湯に一緒に入った人となら解り会える。そんな場所にしたくて頑張っている店長さんは流石です。
コメントありがとうございます!
まぁこんなこともあるってことで・・・(笑)